オンラインゲームと言ってもたくさんあります。
オセロやマージャンなどのオンライン対戦ゲーム、ファンタシー・スターオンラインを代表とするMO、FinalFantasy11、リネージュ2を代表とするMMOなど、オンラインネットワークを使ったゲームが大変人気あがあり、今後も拡大して行くカテゴリーかと思われます。
PCが普及し、現在オンラインゲームで遊んでいる人口は増え、子供でも容易に手に入ります。それに伴い、やはり懸念しなければならない問題、既に起こっている問題から子供たちを守るのは、我々大人の義務ではないでしょうか?
インターネットの世界と同様、相手のキャラクターは見えますが、操作をしている人間を見ることも、話すことも、何処の誰かもわからない世界です。
オンラインRPGは現在大変人気があります。RPGですから、現実とは違う人間を演じることが出来、昼でも、夜でも、相手がゲーム内にいればいつでもゲーム内で会うことが出来ます。仲間と一緒に現実では体験することの出来ない冒険をし、助け合い、友情を深めていくでしょう。オンラインゲームは楽しいものです。きっと始めたら夢中になるでしょう。
中には、学生(受験生)と知りつつ、ゲームに学生としてやるべきことを放棄させてまで一緒に遊ぼうという無責任な大人もいます。ゲームと勉強をはかりにかけた子供はどうなってしまうのでしょうか?
「ネットゲーム内の友達と約束があるから」といっても、本当にネットゲーム内の人が「よい人」であれば、無理に遊びに誘わず時間をきめて遊んでくれるはずです。
ゲームのなかでは素晴らしいキャラクターを演じていても英雄であっても、それはゲームの世界の中だけであることを認識させ、現実社会で輝いたほうがより魅力的であることを知らなければいけません。
またゲームにのめりこんでしまわないよう、現実の世界のほうがつまらない、つらいと思わせてはいけないのです。
その環境は、周りの大人が作らなければならないのです。
昔コンシューマーゲーム機(ファミコン)が世に出た頃、ゲームは1日1時間まで!と決めていた家庭も多かったでしょう。オフラインのゲームですら、大人は子供への悪影響が心配だったのです。現在はどうでしょうか?
例え話ですが、
一ヶ月間、ゲームにのめりこんでしまい、残ったものは強力に育ったキャラクターとオンラインの仲間たち。
一ヶ月間、サッカーにのめりこんでしまい、運動神経が良くなった本人とそのチームメイトたち。
どちらが本人にとって、良いことなのでしょうか?
どんなに熱中したゲームでも、配信元の会社がゲームをやめてしまえば何も残らないのです。