子どものためのインターネット講座 キッズステーション-フィルタリング

レッスン9:フィルタリング

印刷して使おう!チェックリスト

保護者の方へ:フィルタリングについて

危険なサイト」という意味よりも、危険かどうかにかかわらず、「子供たちの目に触れさせたくない」と大人が考えるのが、「十八歳未満禁止サイト」です。

とにかく「十八歳未満禁止サイト」と表示されているサイトは、十八歳未満の閲覧は「危険」だと決め付けてしまってOKです。

家庭でも学校でも、フィルタリングの機能を使って「子供の目に触れさせたくないホームページ」をシャットアウトしようといろいろ苦労されているようです)フタをして、見えないようにするだけで、そこに潜む危険を知らせないのでは、子供を守ることはできません。

妙な例えですが、水の枯れた深い古井戸がある危険な場所に、高い塀で囲んで「きけん、入るな」と看板を立てるだけで、「あの古井戸に間違って落ちたら助けられないということを誰も教えないのと一緒です。

「子どもが育つ魔法の言葉」の著者であるドロシー博士は、十代の子どもについて「厳しいルールを押し付ければ、子どもはルールを破る方法を探す」と書いています。
興味本位に塀を乗り越え、隠れて中を探検している間に落ちてしまったとしたら、ルールを破った子どもだけを責めることができますか?

「何故、古井戸の危険を教えなかったんだろう」と、事故のあとに後悔をしても始まりませんよね。禁止をすることより、何が危険かを伝えて理解させるほうが重要なことなのです。

十八歳未満禁止のサイトの中には、興味や好奇心だけは大人の数倍あるのに、まだまだ人生経験や判断力が大人ほど備わっていない子どもたちにとっての危険がいっぱいあります。

ヌード写真やアダルト映像を見てしまうことよりも、その裏側に潜んでいる仕掛けにひっかかってしまうことの危険のほうがどれだけ大きいかは、ここまでお読みいただいたみなさんならおわかりのはずです。

どのような危険があるのか親子で話し合い、危険についての理解を深めることが親子では大切ではないでしょうか?

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